2022年 1月

021年9月2日(木)に行われたオンラインシンポジウムを第1回とした、全4回シリーズのオンラインセミナーを開催することになりました。第2回は1月24日(月)です。
過去のシンポジウム等参加の方にはメールにてご案内しております。
第3回は4月、第4回は8月を予定しております。
ご希望の方は下記のページよりお申し込みください。

申し込み
https://chikoken.stores.jp/items/61a07606d5ffeb61a685ef1d

路面電車乗り入れ 広場整備を縮小 岡山市、案内所や修景ゾーン中止 (msn.com) 2022-0119 新着 山陽新聞
路面電車乗り入れ事業費が倍増 完成時期ずれ込み、岡山市試算 (msn.com) 2022-0115 新着 山陽新聞

RACDAコメント

広島市や仙台市、神戸市などの百万都市とは違って、岡山市クラスの政令市では、鉄道やバスの専門家をそろえてはいない。だが日本全体の公共交通は「民営」を前提として制度設計されていて、各地の交通事業者は地域の有力企業であるだけに、行政側も手が出せなかったのが実体だ。

とりわけ岡山市の場合、JRが元気で8方面の路線を頻繁運行し、バス会社も元気にやってこれた。それだけに全国一バス業界が難しいとは、有名な話だ。

 

さて先般の市長選ではコンパクトシティの是非が争点にもなったが、立地適正化計画では「一日30便以上の交通サービスのある拠点」を居住誘導地域とする。しかしそのサービスレベルを誰がどう決めるのか、今の法制度では地域が決めるといっても、地域に権限と財源はない。

 

昨年のコロナ以降、ラクダZoom会議では89回もの専門家座談会を繰り返し、岡山の問題についても様々議論してきた。全国のLRTが今ひとつ進まないのは、結局の所、東日本大震災以後、道路政策と交通政策が元々の旧建設省と旧運輸省の枠組みに戻ってしまい、JRも旧鉄道省に戻っているのに顔は民間企業で、株主ばかりに向いている。結局の所、都市計画とともに必要な交通政策を誰もコントロールしなくなっていることが指摘されている。全国にある「公共交通法定協議会」等は、単なる儀式になっており、地域に任せるという美名による疲弊は各地域を覆っている。コストカットとサービス低下で、地方都市を益々疲弊させている。

 

しかしそうしたなかで、切り捨てられた中小都市のバスは、コミバスとして再生されつつあり、ほとんどが直営もしくは委託になってきている。また先般の岡山市の「バス路面電車無料デー」というキャンペーンは、コロナ禍で疲弊する公共交通支援が目的だったとは言え、公共交通のまちづくりへのインパクトを知らしめてくれた。無料デーは熊本でも実施され、高知では今月末まで週末実施されているが、どこも2.5倍程度の利用者になっているのは興味深い。公共交通を税金で支えるのが当たり前のヨーロッパでは、こうしたキャンペーンは様々行われているが、岡山市のこの無料デーはいま、学会でも注目され、全国に広がろうとしている。

 

JR岡山支社の機能の一部を広島に集約する報道がなされた今、まさに岡山市が瀬戸内市、備前市、赤磐市、玉野市、倉敷市、総社市などとの「交通連合」の盟主として、JRのダイヤまで含めたサービス水準をコントロールして、地域の発展を目指すときなのではないか。今回の痛いミスも、大きな都市ビジョンを示すことによって、経験値として欲しい。電車バスも無いところに高校生は帰ってこないし、移住者も工場もやってはこない。

「路面電車サミット2022長崎大会」の現地開催がなくなりました。LRT都市サミットの一般公開イベントが中止になり、それに伴い注しとなります。しかし、現地実行委員会から、アンケートが来ています。
ネット開催、もしくはコロナ収束後の現地開催を希望するか、とのこと。
2022-0116記入

岡山市のバス路面電車無料デーの第二回目が終りました。その速報値と高知の同様の取り組みなどをまとめました。瓦版にもあるように、日頃公共交通を使わない人々に、大きなインパクトがあったようです。利用者数は休日2.4倍、平日1.6倍で、3-4万人が超過乗車し、町には人が溢れた。牛窓や勝山行きなど周辺の観光地にも人が溢れました。岡山市では市長は2月のバレンタインデー周辺で第3回目を計画していると表明しました。
路線バス・路面電車の運賃無料DAYの実施結果 新着 2021-1227  岡山市資料
「運賃無料DAY」で大きな効果 最大で40%増加 街の賑わい創出【岡山・岡山市】 新着2021-1227OHK
電車・バス無料デー 1日の利用客数は3倍に高知 新着2021-1203テレビ高知
バス・路面電車 無料デー 岡山市 新着2021-1128KSB
#岡山市路面電車路線バス運賃無料day 新着2021-1128  facebook
岡山市路面電車路線バス運賃無料DAY(11月28日 日曜日) 新着2021-1128 togetter

今回の無料デーは、2年前に熊本のバスセンターとデパート開業時にやった無料デーを参考にしたもので、電車バス無料によって町に人が溢れた効果を踏襲したものです。既に高知市でも11月から土日と年末年始無料デーを実施しており、社会実験として3都市目のものです。

直接的には、コロナでの交通崩壊を防ぐための臨時交付金を使った事業者支援ですが、買い物券などと違って、行き帰りの電車バス代をタダにする予算で、非常に経済効果が大きいことが注目されています。いわゆる「乗数効果」が高い優れた実験になっています。しかもほぼ仕掛けとしてはまだまだ、到着地イベントが仕掛けられていない状況で、効果が大きいとわかった。
渋滞対策効果や経済効果は、検証するだけの準備はできなかったと思いますが、熊本ではこうした岡山や高知の動きを見て、さらに都市周辺の観光地支援を狙って、新たな実験が計画されています。
岡山市でも小学生に公共交通の重要さを教える教室などはやっていますが、断片的な看板政策にしか為っていません。また小学生無料なども夏休みにバス協会がやつていますが、効果は薄かった。しかし今回はコロナの状況を見ながらの設定で、早めの告知も出来ない中で、こんなにも効果があったのは、我々専門家の間でも注目されています。
我々全国路面電車ネットワークメンバーのZoom会議も毎週で88回を迎えますが、この知見をいち早く国会や全国の自治体に告知し、交通崩壊の出口を探る動きになっています。
昨日も、廃線が取りざたされるJR北海道の長万部・小樽の区間でも、一度無料デーをやってはどうかと提案しました。

ヨーロッパの「トラフィックジャイアンツ」という交通シミュレーターゲーム、1990年代のwindows95のゲームでは、交通キャンペーンの中にちゃんと「無料デー」が組み込まれているのを思い出しました。公共交通を税金で支えるのが当たり前の欧州では、当然のメニューなのです。

各地の同様の取り組み
日光エリアの鉄道・バスが「無料」で乗り放題! 「週末フリーデー」2月に10日間 東武 新着2022-0116 乗物ニュース
同 東武鉄道特設サイト

 

2021-1021 更新しました。今回追加したのは、しおや交通、須坂市、春日井市、稲沢市、明石市、たつの市、上郡町、加東市、神河町、南国市です。
GTFS/バスオープンデータ友の会

バス停検索ブログ | 路線バスに関するアレコレ (buste.in) 新着2022-0120 バス停ブログ
公共交通ない地域に思わぬルート 経路検索でコミバス表示  新着2021-1008 朝日新聞
地域公共交通の利用促進に向けた取組について 新着2022-0106 岡山県県民生活交通課
コミュニティバス等の経路検索アプリへの対応状況について 市町村別の対応状況リスト掲載
高知市オープンデータポータル 新着2022-0104 高知市

NPO法人公共の交通ラクダでは、2004年10月より、毎月行われる京橋朝市においてRACDA瓦版を発行してきました。路面電車環状化構想が頓挫する中。今一度市民に路面電車やバスなどの公共交通を重視していく政策の持つ意味を伝え、また毎回の朝市ブースでより広く市民の意見を聞く「交通井戸端会議」という意味もありました。年13回、毎回1000部ほどを印刷し、朝市だけで配るだけでなく、岡山市議会、岡山市政記者クラブ、関係各所にも配布してきました。 今回その瓦版が200号を迎えるに当たり、ホームページに全版の内容を整理しアップいたしました。RACDA岡山で検索 この瓦版は2006年の吉備線LRT化地元署名、2014年の路面電車駅前乗入れ署名提出の原動力ともなり、また当初は毎回片面をバス路線紹介に割きました。ここで生まれたコンテンツは、国交省などへのロビー活動にも使い、2013年の交通政策基本法制定に向けてラクダが政策集として発行した「クリーンモバイル都市岡山」の基礎ともなっています。 近年では全国の市民団体と協働で行う政策提言として、バリアフリーの見直し、公共交通オープンデータの推進、公共交通に一般会計の1%などを書いてきました。できればホームページをご検索下さい。


岡山駅バス時刻表