2023年 1月

RACDAは1995年10月に路面電車環状化を目指して、岡山商工会議所の別働隊として設立され、2009年の法人化後13年が経過しています。

RACDAの提案「歩いて楽しいまちづくり・交通ラクダ運動」は全国ネットワークとなり、交通・環境・バリアフリー・まちづくり等約50団体が連携し、今年も第15回全国路面電車サミット2022長崎大会第19回全国バスマップサミット松江大会を開催しました。

さらに「人と環境にやさしい交通をめざす全国大会」では、国会新交通システム推進議連とも連携して、交通政策基本法などの制度財源整備にも関わってきました。この間富山ライトレールや来夏の宇都宮ライトレール開業、和歌山電鉄存続など、全国ネットワークの成果もあります。 

岡山でも県庁通りや西川緑道公園、岡山城後楽園周辺の歩行者空間整備がほぼ完成し、路面電車岡山駅前乗入もこの1/10着工予定、環状化も検討中です。
RACDAでは平成6年に岡山商工会議所がまとめた「人と緑の岡山都心Ikmスクエアー構想」の精神を継承した「クリーンモバイル都市・岡山をめざして」を2度発行しました。岡山市の中心市街地活性化は、地価の上昇、賑わい創設では一定の成果が出ていますが、周辺への波及が課題です。
今回コロナ後のJRを含めた公共交通の制度財源のあり方、中枢都市圏の再設計、さらに国のあり方まで、全国の専門家から学生までの有志50人が参加し、毎週のZoom会議137回(12月末現在)で徹底討論し、その成果を冊子「クリ―ンモバイル・岡山倉敷連星都市圏3」にまとめます。

つきましては関係各位におかれましてはご購入、さらにRACDAへのご寄付などの御協力、よろしくお願いいたします。

規格 A4カラー56p 1000部、2023年2月末を目処に発行予定

頒価 500円、郵送ご注文は2冊以上でお願いします(1冊どなたかに差し上げて下さい)

2冊1370円、3冊1870円、4冊2370円、5冊3020円

それ以上は冊数×500円+実費

問い合わせ先 NPO法人公共の交通ラクダ(RACDA)

〒700-0823 岡山市北区丸の内1-1-15禁酒会館3F
TEL FAX 086-224-0537  岡携帯 090-3743-4778  岡メール okj165@poppy.ocn.ne.jp

目次

第1章 ライトレール(LRT)と交通まちづくり
01 2023年宇都宮ライトレール開業
02 ライトレールの新展開へ、高岡の取り組み
03 全国の路面電車とライトレール(LRT)
04 世界で新設ライトレール(LRT)211都市
05 MOMO導入と全国の低床ライトレール車輌
06 全国ライトレール(LRT)検討状況
07 RACDAの参加する全国大会とネットワーク活動

第2章岡山・倉敷ライトレール連星都市圏の交通まちづくり提案
08 UPCO歩いて楽しい都心と交通まちづくり
09 県庁通りトランジットモールはハレまち通りへ
10 岡山未来デザイン委員会、京橋朝市、ラクダなど市民運動の展開と全国波及
11 芸術創造劇場ハレノワと路面電車単線環状化
12 岡山城・後楽園、明治の番町線、昭和の市民会館
13 岡山の都心は再生成功!!!自然豊かな郊外拠点再生が課題
14 岡山市バス6方面再編案 路面電車延伸7案
15 故郷阿房列車からMOMOでワイン電車・ビアガー電へ
16 路面電車駅前乗入れと路面電車まつり
17 ライトレールで繋ぐまち、岡山・倉敷連星都市圏構想
18 瀬戸橋線JR西市駅からバスがあればもっと便利に!
19 30分に1本を割り込む危機!これからは綿密な対話が不可欠
20  バス路線が廃止されると 高校生が消え、人口消滅の危機
21  東備地区の人口と電車バスの関係、1日30便で人口増加か
22 西大寺・犬島・牛窓+日生プロジェクト
23 公共交通の必要性を考えよう、自動車分担率を設定しよう
24 吉備線LRTと交通概念図

第3章 RACDAのZoom会議と交通まちづくりの論点
25 コロナ禍による交通崩壊を防ぐための緊急アピール発信と地域公共交通のあり方を提言
26 コロナ禍後の地域公共交通に向けた具体策と制度の提案賛同団体のリスト
27  コロナ対応分析・評価(公的負担の分析)
28 地方鉄道のダイヤ利便性比較
29  鉄道のコストとサービス水準
30  持続可能な地域のためのモビリティ政策~「SUMP」から学ぶこと
32 熊本都市圏交通イノベーションを参考に
33 北海道新幹線並行在来線・余市―小樽間鉄道存続の秘策
34  鉄道150 年を振返り、鉄道を日本再生の牽引役にしたい
35  地方鉄道の活性化策はシンプル、高頻度化と多駅化
36  二次交通とMaaS
37 JR地方線のサービスレベル

第4章 交通データ整備と制度設計の方向
38 RACDAバスマップバラエティ
39 全国のバス停にベンチと屋根を、住民・企業が支えるバス停アダプト運動
40  なぜ地域公共交通計画に収支率改善を盛り込まなければならないか
バス国庫補助金実務と一体化した地域公共交通計画制度
43 なにやってんねん日本のバス業界の現状
44 公共交通基礎データ全国整備の方向づけ
45  データ分析の事例と活用、人口・従業員・電車バス
46  日本の地域公共交通政策の分析―各地策定の地域公共交通計画から
47 岡山市無料デー全国波及・世界の無料都市
48 電車・バス・ももちゃり・タクシーを月1万円乗り放題
49 電車・バス、無料化で街を再起動!
50  学割定期による事業者減収について
51 おばあちゃんの喜ぶ電停、バリアフリー化
52 健幸都市の条件は高齢者電車バス無料
53 全国電停バリアフリー調査と方向性
54  公共交通の支援制度と交付税措置
55 完全な自動運転の条件、電車バスとの共存関係は
56  編集後記

北海道大学副学長の吉見宏さんが亡くなった。30年来の同志、全国路面電車サミットの仲間で、コロナ中もRACDAの毎週のZoom会議にも9回出ていた。2日に亡くなられたそうだ、病気療養中だったとのこと。全国路面電車ネットワーク立ち上げでは、副運営委員長を務めて頂いた。
https://www.hokkaido-np.co.jp/sp/article/783778/?rct=n_major&fbclid=IwAR1FI9IYwF7cVYrLthVVyCLswVO0RXmBY-hoDx2ae6kTY4Jvsw5y3WNChfg
札幌の路面電車環状化では、一度話がダメになって、一から市民フォーラムを立ち上げて組み上げたと、堺路面電車サミットの2012年に聞いた。2018年の松山サミットでは、一緒にカラオケやったなあ。そして2019年札幌サミットでは我々がお招きされた。
ラジオの番組も持っていたバズだが、副学長になって、特に最近は財務担当とか激務だったのではないかなと思う。会計学が専門、JR北海道の存続問題など、苦しい立場もあったばずで、そんな中でも我々の議論に参加してくれていた。
全国のライトレール(LRT)の流れを作る上でも、キーパーソンの一人であり、各地が励まし合ってやってきた。彼の様な政治も動かせる人は、そうそういなかったのに、残念だ。そうか、61才だったのか。僕も10年前に死にかけただけに、その分までがんばらなくちゃと思う。
ご冥福をお祈りします。 全国路面電車ネットワーク運営委員長 RACDA会長  岡將男


岡山駅バス時刻表