2021年 10月

富山新聞「わが列車わが鉄路」刊行。
JR西日本は吉備線同様に、高岡駅から出る城端線・氷見線のLRT化による存続を提案した。
だがコンパクトシティとセットの富山ライトレールや環状線のイメージから、地元では懐疑論もある。そこで同様の問題を克服した福井のえちぜん鉄道と福井鉄道相互乗入れによるLRTの本質の本質に迫る力作。
日本初の「交通」を標榜した富山大学都市デザイン学部都市・交通デザイン学科の監修。毎週のRACDA全国Zoom会議議論、さらにはコンパクトシティと路面電車が議論された岡山の現状もふまえて執筆。
多くのマスコミもLRTとは低床路面電車だと誤解しているが、実は高床電車でも、頻繁に走り、ランデブー拠点でスムーズに乗り帰れ、パターンダイヤで気軽に利用できれば良い。
ただ福井のように、郊外を走る鉄道が市内に乗入れれば、郊外の高校生がドンドン都心に通う。逆に郊外にある高校にもあちこちから通うようになる。バリアフリーの低床電車の威力を発揮する。
クルマの使えない高校生に便利な町でなければ、その町に将来はないだろうと、年の近い大学生の思いをもぶつけた本になった。
出版のきっかけの一つは、呉西地区交通まちづくり市民会議での議論には、地元高校生も調査に参加した。このモデルは岡山の西大寺活性化協議会にも使えるだろうし、赤穂線沿線の瀬戸内市や備前市、さらには吉備線沿線にも使えるだろう。

2023-0323 書籍「わが列車わが鉄路」の電子版が発刊されましたので、お知らせいたします。
「交通まちづくり」について記した電子版特典コラムも掲載されております。
下記は富山新聞の出版サイトです。こちらからご注文ください。
https://book.hokkoku.co.jp/

 RACDA岡山 問合せメール okj165@poppy.ocn.ne.jp

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