お知らせ

NPO法人再生塾では、議員対象の地域公共交通政策セミナー(ローカル鉄道編)を開催。
バスは扱い慣れているけれど、鉄道は分からないという議員さん達、
ここで登場するメンバーは、鉄道経営の表も裏も知る人々です。

議会「一般質問」のレベルが見違えるほど変わります
2023-1030議員対象セミナー・ローカル鉄道編 pdf詳細案内
地域公共交通政策セミナー(ローカル鉄道編)のご案内
~公共交通の再生に向けた地方議会議員のみなさまのための研修会
10月30日開催
●ローカル鉄道の上下分離方式●廃線か延命か再生か●三セク鉄道の赤字、縮小・廃止 ●JR線
の廃線問題 ●JR線の大幅減便 ●鉄道沿線の活力低下●総合的な交通政策や戦略が必要
●観光振興をめざしている ….. こういった課題を抱える自治体で、都市政策・交通政策・環境政
策・観光政策等にご関心のある議員のみなさまを対象とし、少人数制にて、各々が現場で直面
する実際の課題をお聞きし、触れながら、講演と意見交換を通して、さまざまな視点を提供

第21回中部地区路面電車サミット・高岡はRACDA高岡設立25周年として開催されます。

国の制度が変わって、芸備線廃止がいよいよ現実的になってきた。1987年の国鉄分割民営化では、JR各社は内部補填で赤字ローカル線を維持する義務があった。2002年6月にJR東日本、2004年3月にJR西日本、2006年4月にJR東海の全株式の売却が完了した時点で、外国人株主は3割近くとなり、赤字ローカル線維持義務は消滅したと考えるが、どこの自治体も見て見ぬふりをしていたとしか言えない。

私はLRT推進運動の中で、JR西日本幹部とも意見交換する場もあり、また自分自身経営者でもあったし、また大学では会計学を学び、国際会計基準策定過程を見ていたから、「完全民営化されたら、トンネルや橋梁の多い赤字ローカル線は維持できない」との本音は善く理解できた。せめて都市近郊の比較的平坦な路線ならば、LRT化によって道路財源を投入し、ブラッシュアップ出来るのではないかと、運動を進めてきた。

LRT推進運動は、まず道路建設と自動車交通に過度に依存する地方を、公共交通重視政策によって、人口減少を防ごうというものだった。従来の鉄道の活用も目指したものだから、一連の流れとして地方鉄道の存続運動と連結して展開した。存続に成功したのが高岡万葉線・富山ライトレール・福井鉄道とえちぜん鉄道・和歌山電鉄・阪堺電鉄など。失敗したのが岐阜・日立など。ただ本格的に市民運動が立ち上がり、行政や地域社会全体が取り組んだところは、ほぼ存続出来ていると思う。吉備線LRT化による自治体関与拡大と大増便などの提案も、その展開の一つだし、大胆にチャレンジしたのが宇都宮ライトレールだ。

 

今回の芸備線は、「会社設立してでも地元で残そう」という気概が今だにどこにも無い。実は2018年の三江線廃止の存続運動に協力を求められた時、「無理だ」と断った。当時既にJR北海道は路線別収支を発表し始めており、JRグループは連携して赤字路線の廃止に取り組んでいると感じたからだ。しかし地元に熱意と作戦、キーパーソンがいない限り、存続の糸口は無い。

それでも2017年には、次は「芸備線と木次線が危ないな」とますば視察し、2020年には平行する高規格道路をじっくり走ってみた。中国自動車道開通後の、道後山スキー場の全盛期や帝釈峡観光全盛期を知っているから、それらの地域の衰退は、「もう手を打てないまでにきている」と感じざるをえない。この地域は、中国道開通で大観光ブームが起き、鉄道に全く投資をしないまま、まちづくりでも道路中心に展開し、山陽道開通後は通過客が激減して、疲弊した鉄道と地域が残ったという図式だろう。

 

ただ一つ可能性があるとすれば、岡山県・広島県が作った三セクの井原鉄道が、廃止区間を受継ぎ、資本投下して、各駅には道の駅や公共施設を再配置することだ。井原鉄道ならディーゼルカーを運用しているし、イベント列車の運行実績もある。また姫新線の新見から勝山、津山、佐用までも井原鉄道に移管し、智頭急行線と連携するてのもある。智頭急行や井原鉄道には車両管理技術もあるだろう。今後のインバウンド観光など、我が国に残された数少ない成長産業である観光の産業化を考えれば、これらの鉄道を失うことは、将来の地域の成長の芽を摘むことになる。ほつとくとやがて、道路も維持できなくなる。
毎週ビアガー電やワイン電車を運行していて、「バスではワイングラスは転倒して使えない!」ということだ。現状の通勤通学にも使えない鉄道なら、単なる存続ならやらないほうがいい。せめて1日9便、25km制限カ所への保線の再投資くらいやるべき。北海道新幹線開通で廃止の決定をした小樽・余市では、いま会社を作って存続させ、劇的にコスト改善とサービス水準をアップする企画が進んでいる。

岡山・真庭市が1億円分のJR株取得へ ローカル線廃止の懸念のなか 新着2023-0214 朝日新聞
四国新幹線、近年の動きは? 期成会は東京大会を開催 整備路線への格上げのチャンスか【コラム】 新着2023-1209 鉄道チャンネル
経営難のローカル鉄道、再編へ税優遇へ…線路・駅舎管理を3セクに委ねやすく検討 新着2023-1205 読売新聞
譲渡税については、もう13年前、小豆島のオリーブバス創立時に、大きな負担だと聞いたことがある。RACDA会員でオンブズマン代表の光成弁護士が取材してきたことがある。バス会社が破綻して地域が困っていても、税は容赦なく押し寄せてくる。小さな自治体にとっては大問題だった。だが限定二年で、誘導している面がいいのかどうか。まだまだ制度改革は始まったばかりである。
地方路線の維持 「やる気」を見せる地元自治体があるならJRもそれに応えよ 新着2023-1204 yahoo!
赤字ローカル鉄道沿線の「最適な公共交通」とは? JR九州が議論開始表明、指宿枕崎線3市を”指名” 存廃前提にせず「建設的に」新着2023-1201 南日本新聞 芸備線の次は指宿枕崎線という分担なのか。JRグループとしては各地の動きを見ながら、着々と一歩一歩進んでいる。存廃問題のあるなしにかかわらず、各地の独占的地位にあるJRグループそのもののあり方について、国はきちんと議論するべきだ。国が地方のトータルの交通問題について、真正面からぶつかっていないが、それはJRグループ発足の経緯からまだ抜け出せていないからだ。明治以来150年築いてきた鉄道国家日本の再評価をするべき時ではないか。温暖化対策のど真ん中にありながら、そうした発想が政治から出てこないのは、政治の劣化としかいいようがない。
JR芸備線の再構築協議会 斉藤国土交通大臣「できるだけ早く設置したい」【岡山】新着2023-1128 OHK
赤字路線の存廃めぐり「もの言う株主」に 岡山・真庭がJR株取得へ 新着2023-1128 朝日新聞
JR6社の業績が大幅回復、それでもJR北海道とJR四国が喜べない「深刻な理由」新着2023-1128 ダイヤモンド
「肥薩線」全面復旧時の維持費、市町村負担を6割減 熊本県方針、年間5千万円前後に 24日に提示へ 新着2023-1123熊本日日新聞
芸備線の再構築協、知事は参加否定せず 廃線議論の加速に不安も 新着2023-1122 朝日新聞
陸羽東線より利用されなかったのは? JR東日本「赤字62線区」の経営状況 2022年度版 新着2023-1122 乗りものニュース
進む老朽化 3セク特急「スーパーはくと」のゆくえ 車両更新は「単独では困難」 必須条件いろいろ 2023-1012  乗りものニュース
公共交通の再生 利便性向上を地域目標に  2023-1008 山陽新聞社説
「次世代につなぐ地域の鉄道——国交省検討会 提言を批判する」発刊 緑風出版A5判上製/192頁/2500円+税(ISBN978-4-8461-2310-9 C0065) 2023-1007 
ラクダZoom会議メンバーの桜井徹さんなど執筆、同じくzoomメンバーの武田泉さんの政府参考人発言も収録
「鉄道特性発揮できない状況か確認」 JR芸備線、全国初の協議会設置要請に国交相 2023-1006経新聞
■<考える広場>ローカル線は消えゆくのか? 2023-1001 東京新聞
ローカル鉄道「再生」へ大変革!? 10月法改正で「鉄道の再構築」ルールが明確化 2023-0930 乗りものニュース

余市ー小樽間、鉄道存続に向けた民間主導の新会社 「後志鉄道」とはどのような計画か 新着2023-0927  yahoo動き始めた小樽・余市
いよいよ北海道新聞の記事が動いた
<「鉄路の行方」を考える>1 事情変更の原則 混雑する「山線」なぜ廃止 新着2023-1003北海道新聞
北海道庁主導の廃止の流れは、いくつもの事情が変更された中、再検討するべきであるとの論評。廃止代替のバス運転手確保の困難、国の鉄道支援体制の構築、北海道新幹線の開業延期。
その上に我々はJR北海道の高コスト体質が検証されていないことも指摘しておきたい。また、バス運転手不足は主に、平均年収が100万低い上に激務、クレームが多いなど、職場としての魅力がなくなっている事を指摘しておきたい。こうした議論で、キチンと数字で検証していないのも問題だ。
「2024年問題」対策 鉄道・船舶の“輸送量”10年で倍増へ 国交省が目標掲げる方針 新着2023-0930 日テレニューr

第20回 全国バスマップサミット in TOKYO 江戸川 開催のお知らせ
2024年2月3日(土) 江戸川区総合文化センターにて開催します。
路線図ドットコム ホームページ

チラシpdf

まちづくりと交通の広場 しが2023 詳細

10月〜12月に八日市で開講!
10月9日(月祝) 第1回フォーラム まちづくり×交通で地域を元気(アピアホール)
10月14日(土) フィールドワーク 近江鉄道100円デイでいつもと違うまちを楽しもう(近江鉄道沿線)
11月12日(日) 第2回フォーラム 交通を変えることでQOLを上げたまち・福井(八日市コミュニティセンター)
12月10日(日) 第3回フォーラム 私たちのまちと交通どないする?(八日市コミュニティセンター)
12月16日(土) 第4回フォーラム みらいのまちと交通を考えよう(八日市コミュニティセンター)
鉄道を生かしたまちづくり 大学教授などが団体設立し会見 新着2023-0906 NHK

ついに開業した宇都宮ライトレール。土日は大変な人出で、特に関東圏からの鉄道ファンの初乗りが目立ったが、彼らがドンドン情報発信してくれるだろう。私も開業式典に参加し、中尾さんの出発合図を聞いて、本当に感無量だった。2002年のフォーラムでパネラーとして広電時代の中尾さんと並んで登場した。あれから21年、5回の市長選があり、常に政治課題として注目された。子細は瓦版kawara_No239_20230903に譲るとして、まずはテレビ新聞で大きく取り上げられたことは意義深い。

キーマンが明かす「宇都宮ライトレール」成功の鍵 利用者数は100万人を突破、今後の展望は? 新着2024-0213東洋経済
名古屋―奈良の直通列車復活へ 三重県、JRが実証運行に向け調整  新着2023-1209 とちぎテレビ
LRTの車両基地を特別にご案内 限定グッズの販売も予定 来年1月から見学会、定期開催へ 新着2023-1207 下野新聞
JR宇都宮駅周辺で建設ラッシュ、変わる街並み 生活機能が集約された住環境に 新着2023-1206 下野新聞
人気の宇都宮LRT、頻発する「車と衝突」どう防ぐ? 路面電車との共存に不慣れな運転者が多い 新着2023-1128東洋経済
LRT利用者、3カ月目は約39万人 土日祝は予測を大きく上回る 新着2023-1128 朝日新聞
宇都宮LRT大成功? 人出増えても渋滞増えず 人流データで判明「活性化につながっていることは明らか」新着2023-1127 乗りものニュース
【路面電車が無い県の人には難しい?】軌道内を横切りUターン 市電(路面電車)と “宮崎県から来た観光客” の車が衝突 ダイヤに乱れ 新着2023-1127 熊本放送
LRT開業3カ月、続く“イエロー旋風” 月間100食超え人気メニューなどグルメ、スポットに迫る はっしん!まちなか記者 新着2023-1126下野新聞
LRT・ライトライン開業3カ月目は利用者約39万人 今後の課題も… 新着2023-1125とちぎテレビ
LRT西側延伸 動き本格化 新着2023-1124 朝日新聞
LRT開業で人流最大3.5倍 宇都宮駅前活性化、渋滞は発生せず ジオテクノロジーズ(東京)が人流データなど分析 新着2023-1122下野新聞
LRTの西側延伸後の「街づくり」で意見交換 宇都宮市 新着2023-1122 とちぎテレビ
反対派団体「車の邪魔、路線バスからの乗り換えで不便」 LRT駅西延伸撤回求め、宇都宮市議会に陳情書提出 新着2023-1122下野新聞
LRT、最も「混雑」は減少 午前7時18分発は全便「やや混雑」 11月上旬調査 新着2023-1119下野新聞
LRT開業で道路の交通量が減少 栃木 宇都宮 新着2023-1117NHK
LRT累計利用者100万人“予想以上”のペース 栃木・宇都宮市など走行 新着2023-1115 日テレニュース
<社説>路面電車の新設 脱・車依存の街へGO 2023-1106 東京新聞
宇都宮LRTなぜ「全区間が路面電車」で開業? 郊外を爆走できぬ“制約”あえて選んだ理由と「爆走の野望」とは 2023-1104 乗りものニュース
LRT開業で通学も新たな風景 制服や私服の中高生、続々と乗降 ③通学の足  2023-1020 下野新聞
「LRT」と「路面電車」は何が、どう違うのか? 宇都宮LRT開業で考える  2023-1016 Merkmal
「新玄関」行き交う車両 真新しい建物の中をLRTが走る街 ②JR宇都宮駅東口  2023-1012 下野新聞

LRT宇都宮芳賀ライトレール線 グッドデザイン特別賞受賞 まちづくりも含め高評価 (msn.com) 2023-1005下野新聞
LRTの宇都宮駅西側への延伸で”にぎわい”の創出を 宇都宮商工会議所が宇都宮市の佐藤市長に要望書 (msn.com)新着2023-1005とちぎテレビ
LRT軌道内の表示 分かりづらいとして全面改修へ 2023-1004 NHKとちぎ
宇都宮ライトレールと路線バス「連携」に多くの課題 接続“5本に1本”は不便すぎ、改善は欧米から学べ 2023-1004Merkmal
LRT開業1カ月、すでに事故3件 乗用車との接触、対策は? 2023-0930 毎日新聞
LRT開業1カ月で約42万人利用 宇都宮市長会見  2023-0929 とちぎテレビ
LRTの愛称、範囲拡大 路線や事業名も「ライトライン」 2023-0929 下野新聞
先月開通のLRT 沖縄県与那原町が視察 全国から視察相次ぐ 2023-0928 NHKとちぎ
宇都宮ライトレール、国内初の全線新設LRTに「課題」 外国で主流の乗客を〝信用〟する運賃収受方式とは? 「鉄道なにコレ!?」 2023-0927  47ニュース
オープンスクエアをJR宇都宮駅西口へ移設します 2023-0926 宇都宮市
前職は公務員、都営線駅員……75年ぶりの新設路面電車に集った人材  2023-0926 朝日新聞
LRT開業1カ月 平日利用、約1万3千人で安定 休日は予測の4~5倍 |  2023-0926下野新聞
LRT、ラッピング広告の募集を開始 収益で利用環境の向上図る  2023-0927 下野新聞
「LRTノウハウを提供」 宇都宮市長、学術会議で講演 全国から600人集う  2023-0923 下野新聞
宇都宮のLRT開業!「誰もが自分の力で移動ができる」まちづくりへ  2023-0912 TBS
LRT、駅西口整備へ懇談会 秋にも宇都宮市 2023-0912下野新聞
LRT事故防止訴え 開業後事故2件受け 県警がJR宇都宮駅東口で広報 2023-0912下野新聞
なんて呼べばいいの?「宇都宮ライトレール」呼び名バラバラ…現地取材で見えた課題とは 2023-0911 ダイヤモンド
LRTの新規開業 公共交通軸の街づくりへ  2023-0910 山陽新聞社説
宇都宮ライトレール「かっこいい」「Welcome LRT」開業日の様子は  2023-0909イナビニュース
新型路面電車「LRT」が宇都宮で開業。何がすごいの?  2023-0909 TABI RABO
LRT開業11日間 利用者計15万4000人 予想上回るペースに 2023-0907 下野新聞
ゴムタイヤ式も模索、日本の路面電車進化の軌跡 各地に新型超低床車普及、宇都宮に新規開業 2023-0907 東洋経済
LRTで注目、宇都宮が「北関東の大都市」になるまで 明治初期は不遇、鉄道の開業が飛躍の原動力に 2023-0906 東洋経済
後ろ見てますか? 急な右折に伊予鉄が注意喚起 路面電車の街ならではの苦慮 2023-0906 乗りものニュース
「LRT」と普通乗用車が衝突 今月1日に続き、開業後2度目の交通事故 2023-0906日テレ
栃木・LRT開業から1週間 平日利用は1万2000人 定時性確保が課題 2023-0904 下野新聞
路面電車「宇都宮ライトレール」開業 使命は「渋滞ガチャ」解消も、課題ずらり  2023-0902 ITmedia
宇都宮市に聞く「芳賀・宇都宮LRT」の取り組み 「専用軌道」にも秘密あり 2023-0902 鉄道コム
栃木県宇都宮市の「LRT」車と衝突 8月26日開業後初めての事故 乗客70人らにけが無し 2023-0901 日刊スポーツ
国内75年ぶり開業!次世代路面電車LRTを宇都宮再生の切り札に【Bizスクエア】 2023-0831 TBS
宇都宮LRT、コンパクトシティー実現へバスと共存共栄 30年越しの悲願 宇都宮LRT③  2023-0830 日本経済新聞
宇都宮のLRT開通。不動産鑑定士・税理士が現地で固定資産税路線価の推移や税収と施策を考えた 2023-0829 Yahoo
道路事業などでは渋滞対策効果を時間換算した費用便益計算を行なうが、さらに公共交通の世界では宇沢弘文の「自動車の社会的費用」などで語られる外部効果、最近ではクロスセクター効果などと、交通の社会のあるゆる場面への便益を計算する研究も進んできた。しかしこうした研究も多くは自動車や道路についてのものをベースにしており、公共交通投資のまちづり効果について、定量化できてはいない。だが宇都宮ライトレール沿線の最近の激変にみられるように、地下の上昇、固定資産税増加に顕著な効果があり、それが自治体の自主財源確保に大きく貢献することは、まだまだ事例と研究が少ない。
アメリカではTODという、いわば公共交通によるまちづくり効果は当然として開発が進む、サンフランシスコのLRTなどが事例である。しかし鉄道建設でまちづくりといえば、戦前の阪急電鉄の小林一三が目指したものであり、東急をはじめ東京大阪名古屋の私鉄がやったことであり、実は日本全国の都市はほとんどこの百年、TODをやってきたのである。世界のLRT建設が日本をモデルにしたことも忘れられている。
こうなったのは、鉄道建設で大成功した日本の私鉄経営が、逆に公共交通は民営でやれるのが当たり前となり、日本の公共交通ガラパゴス化に繋がった。国鉄分割民営化も、こうした誤解に拍車をかけた。過去の歴史的経験を生かせない、現代日本の失策でもあり、それが少子高齢化と東京一局集中を加速させてしまった。
LRT整備が地価上昇を引っ張り、固定資産税の顕著な増加、そして市の財政力強化に繋がることは、富山市の森前市長が言い始め、ご本人による研究が進む。岡山でも都心集中投資の効果として顕れつつあるが、これは岡山駅の交通結節点能力を引き出しているだろう。費用増加で批判されるけれども、路面電車駅前乗入れなどは、そのTOD効果を、着工しただけで示している。既に路面電車沿線の地価が明確に上がり始めている。富山、宇都宮、岡山など、今後都心に交通インフラ含めて集中投資した場合のクロスセクター効果を定量化していく研究が進むだろう。国交省都市局なども注目してほしいものだ。

開業後LRTと迎える最初の平日 通勤と通学の利用者は?  2023-0829 とちぎテレビ
LRTで通勤通学 開業後初の平日、ホーム混み合う 朝の時間帯滞りなく 2023-0829野新聞
LRT「こんなに混むなんて」 開業2日目 、現金払い多くダイヤに乱れ 2023-0828 下野新聞
発進LRT 宇都宮―芳賀 8月26日開業|下野新聞 SOON(スーン) (shimotsuke.co.jp) 2023-0828野新聞
栃木 LRT 開業後初の平日 通勤・通学の時間帯はほぼ満席に  2023-0828NHK
開業「宇都宮LRT」、黄色い路面電車への期待度 全国初の全線新設路線、車社会で定着するか 2023-0827東洋経済
(社説)栃木のLRT 車依存の街を変えるか  2023-0827 朝日新聞
宇都宮市と芳賀町結ぶLRT開業 全線路新設は全国初 2023-0826 NHK
宇都宮でLRTが開業 路面電車新設75年ぶり 出発式動画 2023-0826 共同通信
宇都宮で「路面電車」が75年ぶりの新規開業! 慣れない「関東のドライバー」が再確認すべき「独自の交通ルール」とは 2023-0826くるまのニュース
「路面電車の神様」元広島電鉄の中尾正俊さん、宇都宮LRTをけん引 試運転中の脱線事故乗り越え  2023-0826 中国新聞
初の全線新設、LRTが開業 構想から30年「ライトレール」 工業団地結ぶ14.6キロ・宇都  2023-0826 時事通信
“ギョーザの街”宇都宮に最新の路面電車 26日に開業! コロナ禍で2度の延期を乗り越え…運転手も涙 2023-0825 日テレニューr
「おらがまちのLRTへ」 宇都宮ライトレールの中尾常務 奔走8年、あす発車号令 2023-0825 下野新聞
LRTあす開業 構想30年、ついに走り出す 全線新設は国内初 2023-0825 下野新聞
宇都宮ライトレール高井徹社長「乗客への対応、丁寧に」 秋には1日乗車券販売も 2023-0824 下野新聞
始発列車は「15時台」、宇都宮ライトレール「ライトライン」開業日は特別ダイヤで運転 2023-0823 鉄道コム

バスは50人、電車は200人の命を預かるんだから、旅客機のパイロット並みの責任がある。
なのに、客室乗務員や空港要因の仕事までやってんだもんなあ。オマケにアオリ運転やったり、初心者マーク付きや高齢ドライバー、暴走チャリの突入まで避けなきゃいけない。
こうした大変さに見合う待遇とステータスを与えなあといけないね。
介護の世界では、エッセンシャルワーカーとして、近年は様々な加算をしてるが、同じ様な立場のバス運転手には、国の加算は無い。国が制度設計しないといけない。

バス転換だとどうなるか、今回毎週のZoom会議の議論をベースとした記事が掲載された。

国会で明らかになったバス転換路線「利用者激減」の実態 バスは鉄道の代替交通としては機能しない 2023-0629 Yahoo! 鉄道乗藏
国鉄分割民営化の時、全国で多くの路線がバス転換された。この時期のバス転換を
上岡直見さんは分析している。概ねバス転換されるとまずは乗客半減という例が圧倒的に多いのはあきらかである。そしてその理由は、我々がバスマップ作成を仕掛けてきた理由、則ち鉄道に比べてバスは分らない、遅れるなどの不確実性にあると思う。バスが鉄道並みの確実性を持つならば、BRTでもいいのだが、実はそうはならない。もしBRTが優れているなら、世界はBRTだらけになってるばすだと思うが、そうなってはいない。
本来鉄道であろうとバスであろうと、一定の運行頻度、サービスレベルが無ければ、公共交通としては使えない。だが、ズルズル利用者が減り、自動車交通をなすがままにした地域が衰退したのはあきらかである。国鉄分割民営化後の地方の衰退を見れば、その因果関係をどう検証されたのだろうか。
今回の記事でも突っ込み所はたくさんあるだろうが、バス転換するならば便数を倍にして渋滞に巻き込まれないよう、また通勤通学のバス利用率をコントロールして、渋滞そのものを無くする努力をするべきなのだが、余市・小樽の廃止論議などでも、道路渋滞とのセットでのコントロールは試みられていない。
こうした検証に役立つのが、京福電鉄の二度に事故で、急遽バス転換された福井のえちぜん鉄道復活の事例だろう。「負の社会実験」とも言われるが、今や見事にえちぜん鉄道は福井鉄道ととものLRTとして生まれ変わっている。ただ富山ライトレールと並んで、地方鉄道の活性化のきっかけは、新幹線開業と道路事業である高架事業だったことは注目に値する。
この項、まずは速報として、書き始めてみたい

函館バスでいま何が?  2023-0915 NHK
    前時代的に労使紛争が今も止まない会社が有る。しかし一方フランスなどに比べて、スト権が事実上停止している日本では、結局賃金が上がらなくなっているのではないかという指摘もある。スト権ストなどをきっかけに、分割民営化となったが、当初は民営になってサービス水準かせ上がり、うまくいったかに見えた。だが2004年から2006年の本州三社の完全民営化により、外国人株主が3割近くになり、次第にサービス水準の低下が始まった。サービス水準に対して、国の関与がゼロでいいのか。この記事の事例では、労使間紛争に対して、自治体関与に大きな制限が有ることもわかる。
かつて岡山でもストが頻発していた時代を知っている。社長の自宅には朝から組合の街宣車が止まっていたが、近所迷惑だからマイクを持つわけにもいかず、玄関前を掃除していた。それを見ていたのが、公共交通に関わるきっかけとなった。あまりに双方が疲弊していたからである。労使は常に緊張していなければならないと思うが、公共交通については国や県、市町村の関与は必須だろう。全てが民営の日本の公共交通、制度財源からもう一度大改革が必要だ。今のままだと、バスは無くなる。気が付いた自治体は、勇気を持ってチャレンジしていただきたい。


バス運転士不足がリアルにヤバい……もうすぐ”あの問題”の2024年になってしまう!!新着2023-1209 ベストカー
元バス運行管理者「週2回の泊まり勤務に長時間残業、苦情電話…先輩が次々と休職する中でも仕事を続けられたワケ」 新着2023-1207 婦人公論
運転士不足「地方では通常ダイヤ組めない」 鉄道分野の自動運転促進へ 新着2023-1206産経新聞
“赤バス” が “緑バス” に乗客を託す…?! 会社を超えた乗り合いで重複路線の解消・効率化へ 「2024年問題」への活路は見いだせるのか? 広島市がバスの実証運行 新着2023-1201RCC
地域交通「ボランティア輸送」はOK 謝礼は任意、アプリで支払い 政府方針 新着2023-1130産経新聞
「路線バス」の8割で2023年「減便・廃止」を実施、運転手不足でダイヤの維持困難 新着2023-1127 BCM
「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」はまもなく成立しなくなる…全国でバス路線の廃止が相次いでいる根本原因 新着2023-1125 プレジデント
いわき市の民間路線バス、運転手不足で来年4月に15路線50キロ廃止…「スクール系統」も半減 新着 2023-1122 読売新聞
深刻化する運転手不足 一畑バスで4つの路線を廃止の方針 バスの利用者も困惑「だいぶ生活はしにくくなると思う」 島根県 新着2023-1121 日本海テレビ
高速バス「運転手不足」で路線廃止が相次ぐ深刻な現実 新着2023-1120 東洋経済
率直に言う もはや日本に「公共交通」を維持する力はない 新着2023-1119 Merkmal
1時間”が致命的…運転士不足の「問題の本質」明らかに!? 市の交通部長が異例の「お気持ち表明」の内容は 新着2023-1118 乗りものニュース
「給料引き上げます」バス運賃の値上げ→早くも社員に“還元” どれだけ増額? 京王バス 新着2023-1116 乗りものニュース
「過度なお客様第一主義」が大問題 都内でも進む「路線バス廃止・減便」 給料安くて負担大、運転士不足は当然だ 新着2023-1115東洋経済
苦しむバス業界、人手不足の波は「200万都市」にも 過去最大改編へ 新着2023-1115 毎日新聞
高速バス「長野-松本線」路線廃止へ 運転手不足などが理由【長野】  2023-1110 長野朝日放送
もはや運賃の値上げだけが「路線バス」存続の有効策! 反対派も知るべき「安すぎる」日本のバス運賃  2023-1107  WEB CARTOP
「この路線が廃止されるとは…」阪急バス 大阪と兵庫の4路線が運行終了 運転手の不足などが理由  2023-1107 読売ニュース
とうとう「坊ちゃん列車」まで運休に…電車とバスの運転手不足を解消できない「絶望的にヤバイ理由」 新着2023-1104 アサ芸プラス
運転手不足で路線バスの危機 札幌の郊外⇔中心部の路線、ダイヤ改正で地下鉄駅までに区間短縮 高齢化と人員減少に対策は  2023-1104北海道放送
北海道中央バスが路線縮小 労働力不足が市民の足を直撃 手稲区では公共交通確保に向けた新たな取り組みも 2023-1101 HTB
中央バス、一部で郊外から札幌中心部への乗り入れ取りやめ 運転手不足で 2023-1024 北海道新聞
どうするどうなるバス運転士が足りなさすぎる!! なぜこうなったのかをざっと振り返ってみる……2023-1016バスマガジンweb
■運転士不足の遠因のひとつってマジ!? バス事故発生時の扱いは空や海とどう違うのか……2023-1016バスマガジンweb
一連のバスマガジンの記事、業界に詳しい記者が、内情に迫る。バス運転手は、待遇・勤務時間・リスクともに割りを食っているといえよう。運転手不足はあくまで、その結果でしか無い。コロナ下で新規雇用が中止され、ここにきて一気に問題が顕在化してきたが、実は20年萊進んできたジリ賓から、ドカ貧になっただけのことだ。この三年、地域公共交通予算は急増したように見えるが、アメリカなどの対応に比べて、一桁少ない支援でしか無い。必要な所に必要な金額と対策を打てなければ、どんな事でも結果は最悪になるものだ。
旅客事業者ルール、見直しを デジタル行革で有識者  2023-1016 共同通信
地方の電車バスの危機に、自動運転屋さんが食い込んで、交通実験と称して、そうでなくとも少ない交通予算を食い散らかす。何を勘違いしているのかね。東京オリンピックで自動運転は実現する、なんてデマを振りまいたが、今また空飛ぶ自動車が大阪万博で実現するというデマを信じる人がいる。実にデジタルオンチなのは、政治だ。
路線バス維持へ「戦後最大の危機」 東京でも運転手足りない 廃止・減便・値上げ相次ぐ  2023-1015 東京新聞
バスの運転手不足が深刻 バスネットワークの維持に向け…新潟市が“運転手確保”を支援する新バス協定締結へ 2023-1015 新潟総合テレビ
伊予鉄道「鉄道・バス大減便」が示す、地方交通の未来。坊ちゃん列車も運休へ  2023-1014タビリス
「京阪京都交通」路線バスを減便、JR京都駅―亀岡駅など…運転手不足で  2023-1014 読売新聞
伊予鉄 11月から電車とバスを減便へ 深刻な運転手不足と“2024年問題”に対応 坊っちゃん列車は全便運休、市内電車松山市駅線も減便 2023-1013 あいテレビ
運転手不足、岐阜バス「中心部ループ線」10月で休止 岐阜市、11月に自動運転バス運行開始 2023-1012 岐阜新聞
路線バス運転士不足 茨城交通5.5%減便 23日から水戸など 2023-1012 茨城新聞

募集しても集まらない運転手 沖縄のバス共同運行72本、16日から減便 「心苦しいが、企業努力では賄いきれない」 2023-1009沖縄タイムス
崩壊寸前の路線バス 「2024年問題」で運転手不足に拍車 今後“大量退職”予想も…「このままではヤバい」 2023-1009日テレ
ローカル鉄道をバスへ転換…そう簡単ではない事情 2023-1007 産経新聞
10/28 バスVS鉄道 ~バス会社&鉄道会社で働いて分かったこと~ 『逆境路線バス職員日誌 車庫の端から日本をのぞくと』刊行記念トークイベント 2023-1007  ジュンク堂
 
開催日時:10月28日 (土 )19時30分~21時00分 登壇者:綿貫渉さん
販売開始:2023年9月20日 12:00販売終了:2023年11月4日 12:00※「会場参加チケット」は2023年10月28日19:00までの販売となります。通常価格¥1,100
公共交通の再生担う専門人材育成講座 名古屋大  2023-1007 NHK東海
深刻!バス運転手不足 国交省関係者の本音「抜本的対策がないのが現状」  2023-1006 テレビ朝日
金剛バスの廃止決定を受けて協議…利用者多い5路線は近鉄・南海バスに運行協力要請へ 2023-1005MBS
人手不足で路線バス「減便・廃止」相次ぐ 元運転手「低賃金」「見合わない」訴え 2023-1006レニュース
「このままではヤバい…」各地で路線バスが崩壊寸前…いったいなぜ? 2023-1005 テレニュース
“次のバス停”教えて! 最近のバス「車内表示器」への不満が話題に 高機能すぎて?「ほんと困る」 2023-1002 乗りものニュース
札幌駅前エスタバスターミナル閉鎖!翌朝のターミナルと新バス停を追った 2023-1001 yahoo!
すでに運転士が1万人不足 路線廃止が続くと予想されるバスは「公営にするしかない」のか 2023-0930 ポストセブン
「赤字ローカル線は即廃止」 ネットにはびこる“採算論者”に決定的に欠けた公共的思考 2023-0729 Merkmal
JR北海道の100%株主は鉄道建設・運輸施設整備支援機構(JRTT)で、JR四国とJR貨物の全株式も保有する。JRTTは未上場JR3社の株式を貸借対照表上、流動資産項目の「処分用有価証券」として計上している(2023年3月期)。JRTTは、「当機構は発足時より、独立行政法人会計基準の適用を受けることとなり、その一環として、旧国鉄職員年金の支払い財源に充てることになっている未上場JR3社の株式について、『処分用有価証券』として流動資産に計上することとした。会計監査でも適正性が認められている」(経営自立推進・財務部財務管理課)
会計処理上の仕組みを変えるだけで、随分景色が変わる可能性がある。
「鉄道ダメならバス」誰が運転するんだ!「バスがダメならタクシー」の幻想 乗務員不足もう限界 2023-0727乗りものニュース
どうして魅力が薄れていったのか バス乗務員不足 帰結としての「廃止減便の嵐」 賃金upにはメドも?2023-0721乗りものニュース
「ベンチを設置したい」「でも道路占有許可が…」そんなお悩み一挙解決! 利用者にもバス会社にもうれしい有能バス停 2023-0709 まいどなニュース
地域創生と鉄道 2023-06 日本経済研究所月報より、藻谷 浩介

住民「不便…」バス停を覆うブルーシート…都内でもバス運休の理由は“運転手不足” バス会社が人材確保の取り組みも カギは新卒と女性【news23】2023-0620 TBS
鉄道再編協議「応じる」15県 17都道府県は「想定せず」 2023-0620共同通信
大・中・小に分かれる路線バス……この「小型バス」の定義ってマジ?2023-0620 ベストカー


バス停に無断で手作りベンチ、誰が?「ご厚意とはいえ…」違法、盛岡市が撤去 岩手 新着2023-0629 河北新報社
ご厚意に甘えなければ、ベンチが出来ない、という現実を行政は反省するべきだよ。
実は17年前、国交省道路局の路政課長と、「道路管理者は、道路にバス停ベンチを設置出来るか」というのを協議した。全国のバス停に、広告付ベンチが置かれているのは、ある意味グレーだが、
もしこれを取り締まると全国の利用者が困るなと、スルーすることにした。この話から、倉敷市玉島駅から南のバス停数カ所は、倉敷市がガッチリしたベンチを固定して整備した。地域の町内会が管理し、企業などが土地を提供する「バス停アダプト」を提案して広げようとしたが、こうした流れを作ることが出来なかった。富山の市長にも提案したことがあるなあ。

 

 

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2023路面電車まつり26チラシBolss

注記・7/9の購入されたRYDEパス一日乗車券は、28日間有効ですので、お客様には、天気のいい日にお使いいただけます。ご利用下さい。


大雨が予想されるため、路面電車まつりは中止します。なお、記念電車と記念キップの販売のみは実施します。悪しからずご了承下さい。

100年前の路面電車東山線延伸運行開始の同日である、7月9日(日)に100周年を記念して開催します。
今回は、東山線(当時の名称:旭東線)開通100周年(1923年7月9日開通)ということで、同日、同時刻には、記念ヘッドマークを装着した電車の運行も開始します。旭東建設建設するにあたり、京橋の拡築工事が必要となり、拡幅と同時に開通しました。

*路面電車の日:1995年開催の全国路面電車サミット(全国の路面電車愛好・支援団体主催、全国の路面電車を持つ自治体や事業団体が2年おきに開催する催事)にて制定

催事名称    第26回 岡山路面電車まつり
実施日時    2023年7月9日(日)10:00~15:00(少雨決行)
実施場所    岡山電気軌道㈱本社事務所(岡山市中区徳吉町2-8-22)及び敷地内車庫
おかでんチャギントンミュージアムのテラス等
主  催    特定非営利活動法人 公共の交通ラクダ  共催:岡山電気軌道株式会社
後  援    岡山市、岡山市教育委員会、西日本旅客鉄道㈱岡山支社、
協   力   岡山中央警察署、玉野市電保存会、オージー技研㈱、岡山交通㈱
岡山商科大学付属高校、大手まんぢゅう他

実施内容
雨天時は、状況により屋外イベントは中止することがあります、詳細は岡電ホームページ参照
 第26回 路面電車まつり開催 | 路面電車 | 岡山電気軌道 (okayama-kido.co.jp)

★路面電車展示(7601) 100周年ヘッドマーク付
 100年前の7月9日、地域住民が開通を待ちに待っていたことがわかる事柄として、当時の監督官庁、内務省からの運行許可等が下りた直後の、12:45より東山を出発して運行を開始した。という事実があり100年を記念し、この催事当日も100年前と同じように12:45に東山を出発する、100周年記念電車を運行します。
★働く車両の展示(岡山中央署のご協力によりパトカー、白バイ展示
★両備バス・ SAI BUS(サイバス)乗り方教室実施、黑の助バス、山羽虎夫のバス
タクシー:チャギントンタクシー(岡山交通)展示
★路面電車ちょこっと運転体験2回実施(小学生対象、50名限定)
午前午後、各1回25名 実施時間:①10:30~②13:00~  *参加費500円
★子どもさんに人気の、たま駅長代理との記念撮影
★RACDAの路面電車鉄道模型運転会 手回し発電機でGO
★三勲小学校百周年コーナー
★玉野市電保存会グッズ販売 外テント、RACDAグッズ販売
★ミニライブ(まちだこうぞう)11:00     13:00
★岡山電気軌道グッズ販売(MOMO、たま、和歌山電鉄など)鉄道グッズ販売

★一日乗車券、RYDE PASS無料企画(7/9当日に岡電RYDE PASS初購入の方)
   クーポンコード「oka20230709」の入力で1日乗車券1人分400円が割引
(1端末1名様50
本限定)
★7月9日、当日より記念グッズとして、東山線開通100周年記念硬券乗車券セット(台紙付き)の販売も開始。
(詳細岡電ホームページ、硬券組み合せ)

開通100年 岡山電気軌道東山線に記念ヘッドマークつき電車 新着2023-0709 NHK
岡山市中心部を走る路面電車が開通して、9日、100年を迎え、記念のヘッドマークをつけた電車の運行が始まりました。
記念電車の運行が始まったのは、JR岡山駅前と岡山市中区の東山を結ぶ岡山電気軌道の東山線で、「開通100周年」と書かれたヘッドマークがつけられています。
この東山線は、「旭東線」の名前で100年前の大正12年7月9日に開通しました。
100年前に、最初の車両が出発したのと同じ時刻の午後0時45分に、岡山駅に向けて出発し、集まった子どもたちや鉄道ファンが写真やビデオを撮っていました。
また、昔ながらの厚紙を使った「硬券」の記念乗車券も、500セット限定で販売されました。
岡山電気軌道は東山線と清輝橋線があり、あわせると4.7キロで、路面電車としては日本一短い営業距離で知られます。
岡山駅前の電車の停留所は、岡山駅と離れていることから、岡山市は、令和7年度の完成を目指して駅前広場に移す工事を始めています。
3歳の息子と訪れた40代の女性は「妊娠中は、毎日、乗って通勤していました。岡山市民の足で大事な存在です。これからも、子どもと一緒に路面電車に乗って出かけたいです」と話していました。
記念のヘッドマークをつけた電車は、今月末まで運行される予定です。

”走り続けて100周年” 岡山電気軌道東山線で記念セレモニー【岡山・岡山市】新着2023-0709 OHK
岡山市中心部を走る路面電車、岡山電気軌道の東山線が7月9日に開通100周年を迎え、記念のセレモニーが行われました。セレモニーでは岡山電気軌道の小嶋光信社長などがテープカットをして100周年を祝いました。
東山線は岡山駅前と東山を結ぶ延長3キロの路線で、このうち西大寺町と東山の間は1923年7月9日に開通しました。かつては東山電停の近くに動物園などもあり、マイカーが一般的ではなかった時代から市民に親しまれています。
記念電車には関係者と鉄道ファン約30人が乗り込み、100年前に運行を始めた時間と同じ、午後0時45分に出発しました。この記念列車は7月いっぱい運行されます

当時は岡山市に大雨警報が出る予想のもと、残念ながら7:15に路面電車まつりの中止を決定しました。ご期待頂いて方々には、申し訳ございませんでしたが、車庫内のため、当日朝テント設営などをせざるをえず、安全確保など配慮したものです。午前中はほとんど雨が降りませんでしたが、10:00開始直前の9:51に岡山市に大雨警報が発令されました。記念電車運行はオープンな北車庫から屋根のある南車庫に移して、記念式典を行い、俳優の八名信夫さんにご参加頂きました。
八名さんは路面電車沿線に生まれ、一番電車を目覚ましとし、路面電車で通われた岡山東商業では野球部で活躍されました。プロ野球の東映を経て、映画俳優に転じ、「悪役商会」を設立されたのですが、最近は「青汁」の宣伝で有名になり、警察のイベントに呼ばれるようになったとのことです。八名さんは車中で、路面電車と競争した野球部の思い出、電車に乗ると女子学生に注目された話、大手饅頭の話、岡山空襲の話など、楽しくお話ししていただきました。
また地元三勲学区連合町内会の成田昌士会長は、空襲後いち早く走り出した路面電車が、戦災復興に勇気を与えたとお話しされました。岡電小嶋会長は、モータリゼーションの中、当時の松田壮三郎社長が、取締役会でただ一人「路面電車は市民の足である、安い運賃で安全に目的地に運ぶ庶民の乗りものとして、絶対に残す必要がある」と主張し、軌道が残った話を紹介しました。この頃日光軌道線の廃車3000形を10両導入したことが今日につながっています。現在のKUROと日光色がそれです。
なお、記念切符入手のため、前日から既に岡山に来られている方もおられ、屋内における切符と物販の販売は実施させていただきました。また既に搬入していたRACDA鉄道模型は、中止を知らずにおいでいただいた子供達のために、公開させていただきました。


岡山駅バス時刻表