お知らせ

先週末行われた「全国路面電車サミット」には初参加でした。
これまでは路面電車愛好家中心のイベントだったとのことですが、今回は 岡 將男 さんの仕掛けで、 LRT以前に風化している都市交通政策を再起動しましょう、と 何 玏 さんとのタッグで呼びかけました。
「熊本から今いちど真面目に都市交通~めざせ『車1割削減、渋滞半減、公共交通2倍』~」
「都市交通政策の復権を求めて~活性化再生法時代をいま振り返る~」
■手段と目的
「手段が目的化」と蔑むのは簡単ですが、手段を打ち出すことで、メッセージがわかりやすくなり、活動の温度が上がり、リソースを集中できるのもまた事実です。スコープの切り取りが肝要。
手段と目的は、例えば↓のように階層化できるでしょう。
LRT ~ 鉄軌道 ~ 都市(公共)交通 ~ まちづくり ~ Well-Being?
■LRTと都市(公共)交通
ある時点(2000年前後)では、「LRT」という切り口で、愛好家、市民団体、都市行政がまとまって突破口が開けたのでしょう。
しかしその時代を知らない私からすると、遅れ放題で減便続きのバスや、旧態依然な鉄道を放置しながら、なぜこうもLRTに特化して活動しているのか、理解しがたい場面は多々あります。
■都市交通とまちづくり
同じく2000年前後から、「交通まちづくり」という言葉が生まれ、「交通は派生需要」「まちづくりと交通をセットで考えるべき」的なことは今でもよく言われます。
しかし地方大都市で、市民の日々の苦しみである渋滞問題が放置され、公共交通分担率が下がり続けているさなかに、「交通まちづくり」のワークショップでアイディアを出し合い実行せず、公共交通分担率6%の街で「ウォーカブル」を語り、「グリーン・スロー・モビリティ」が空気を運んでいるのを見ると、空虚な気持ちになります。
交通以上に価値観が多様で、利権うずまき、時間もかかる「まちづくり」に、得意でもないのに手を出しすぎるより、やるべきことが見えているならまずは都市交通でがんばるべきでは?と思うわけです。
■都市交通政策の風化
気づくと、LRT界隈は手段ゴリ推し気味のムラに、「交通まちづくり」(元都市交通)界隈はふわふわした議論のムラになっていませんか。
その一方で2010年代からは、生活支援交通の改善と流行言葉コンテストを中心とした、お金をかけない「地域公共交通」が台頭し、大都市でさえもそれが交通政策の主流になりました。
その結果、「都市交通」のスコープで進めるべき、公共交通への公共投資による渋滞などの社会課題解消という中核が、すっぽりと停滞したように見えます。もはやほとんどの都市で、公共交通を劇的に増やす、なんて計画は無くなっています。
■都市交通を今いちど真面目に
LRTに限らず、「まちづくり」に広げすぎず、生活支援交通と切り分けて、今いちど真面目に都市交通をやりませんか?
スコープを広げすぎない分、社会課題にどう貢献するかは、渋滞緩和効果や経済波及効果の数字で示していけば、自己目的化せず説得力が出てきて、賛同者が増えてきています。
と、そんな話をしたと思ってます。

表紙pdf rsummit16-01-hyoshi1
路面電車サミットとはrsummit16-02-hyoshi2
巻頭言rsummit16-03-01p
プログラムrsummit16-04-02p
講師紹介rsummit16-05-03p

全国愛好支援団体連絡協議会メンバー紹介(略称です)
日本路面電車同好会・全国路面電車ネットワークrsummit16-06-04p
札幌市電の会・全国鉄道利用者会議rsummit16-07-05p
札幌LRTの会・函館ちんちん電車を走らせよう会rsummit16-08-06p
雷都レールとちぎ・もりおか交通まちづくりLRTフォーラムrsummit16-09-07p
AREEV・横浜にLRTを走らせる会rsummit16-10-08p
RACDA高岡。池袋の路面電車とまちづくりの会rsummit16-11-09p
ROBA・金沢LRTと暮らしを考える会rsummit16-12-10p
とよはし市電を愛する会・ASITArsummit16-13-11p
世田谷交通研究会・おおつ交通まちづくり推進会rsummit16-14-12pnew
KOALA・RACDA大阪堺rsummit16-15-13p
日本橋にトラムを通してにぎわいを進める会・新金線いいね!区民の会rsummit16-16-14p
RACDA・路面電車を考える会広島rsummit16-17-15p
高知の電車とまちを愛する会・長崎路面電車の会rsummit16-18-16p
未来へつなごう!堺チン電の会・万葉線を愛する会rsummit16-19-17p
ホームページリストrsummit16-20-18p
低床電車リストrsummit16-21-19p
全国ライトレールLRT検討状況rsummit16-22-20p
編集者rsummit16-23-hyoshi3
特別協賛rsummit16-24-hyoshi4

岡山市中心部の路面電車「環状化計画」が再始動。
【解説】岡山市中心部の路面電車「環状化計画」が再始動 メリットや課題は? 専門家「費用負担をどうするかクリアにする必要ある」 | KSBニュース | KSB瀬戸内海放送 新着2024-0125
岡山市は新年度予算で、コロナ禍で中断していた、路面電車環状化の検討を再開する。従来のスキームでは整備費の1/3ずつを国、岡山市、事業者が分担することになっていたが、岡電は負担割合に難色を示し、公設民営を求めていた。
この間、路面電車駅前乗り入れについては、JR岡山駅地下街の補強改修工事に大幅な費用増加という事態があり、市議会で紛糾する場面もあったが、補正予算が通り、改修工事に入った。2026年度末の完成をめざす。
清輝橋線の大雲寺町交差点から、新規オープンしたハレノワ前を通って、東山線西大寺町までの約600mの単線環状化(富山市の環状化同様)を目指すが、ハレノワ周辺の通行量が予想以上に増え、また周辺のマンション開発もあり、この地域の地価は過去8年間で30%も上がっており、岡山市の固定資産税収入の増大のきっかけにもなっている。投資効果や事業採算性がプラスに作用すると思われる。
駅前乗入れだけでは不十分な都心活性化への投資効果をきっちりとしたものにし、岡山城後楽園などの観光地を含めた、県外の人々にもわかりやすい都心交通の核とする構想でもある。
2024年度の調査費は2500万円を計上、現状では総事業費9億円を見込む。この区間の旧国道2号線については、すでに北側一車線をほぼ左折車線と自転車道にする措置が早くから施されており、通行量にはほぼ影響を及ぼさないことがわかっている。
なお、この区間を新規の運行する場合、車両の数などは不足し、車庫容量も足りないことから、公設民営や上下分離したとしても、事業者は初期投資をしなければならない。
路面電車環状化と都心1kmスクエア構想は、平成元年から岡山商工会議所が提案したもので、RACDAはその推進団体として、会議所と市民グループで結成した。この構想が現在国交省が推進する「コンパクトシティ」のモデルになっている。路面電車見直し運動は、ある意味岡山において誕生し、環状化そのものも富山、札幌で実現され、今回の宇都宮ライトレールに繋がった。明日からの宇都宮市でのLRT都市サミット、路面電車サミットでは、都市交通の再起動が議論されることになる。

 

トラフィックブレインの太田恒平さんが、Web上の全国交通流動マップに、鉄道輸送密度マップを追加しました。 輸送密度112万の山手線から、11の芸備線までの5桁差はさすがに色が足りず、都市用と地方用で色分けを1桁変えています。鉄道のデータが出ていますが、道路データを追加するには、右側のページのマークをクリックして、道路のレイヤを追加してください。

都市用:https://t.ly/15eu-

地方用:https://t.ly/QWP3v

2023年12月11日、2年ぶりの国会超党派の「新交通システム推進議連(略称LRT推進議連)」が開催された。我々市民団体側も6人が参加。国交省も都市局、道路局、鉄道局、総合政策局、自動車局から15人ほど参加。宇都宮市からも3人参加。
残念ながら国会はパーティー券問題<週開け会期末で、与野党バタバタだったらしく、秘書含めてそれどころではない感じで、参加者は少なかった。逢沢一郎会長からは、「解散も遠退いたから、宇都宮にLRTを見に行こう」と。
まず国交省の幹事役の都市局街路交通施設課から、全国のLRTの状況、特に宇都宮市での開業後の好調な状況が報告された。あらたな動きでは、路面電車の広島駅高架乗入れと岡山駅乗入れが紹介された。
全国路面電車ネットワークからはRACDA会長の岡から第16回全国路面電車サミット2024宇都宮開催の紹介、また人と環境にやさしい交通をめざす協議会からは3月の上田での全国大会の紹介もあった。
我々市民団体側のでは冒頭、冒頭僕からは、ラクダのクリーンモバイル岡山倉敷連星都市圏3の冊子から、LRTを新設した富山、宇都宮、LRTを目指す岡山の都心の土地が上がり、固定資産税が増加しており、まちづくり効果が顕著だと報告。また路面電車サミットでは太田恒平氏の「自動車1割削減、渋滞半減、公共交通2倍」など都市交通再生について議論すると説明。次に関西大学宇都宮教授からEUの入札基準PSOの解説、富山が通学定期負担を打ち出した事も紹介された。平沼議員からの質問で、宇都宮LRT開業の市民の反応なんかを聞かれ、岡から「中高生はバスより定時性のあるLRTに期待している」話し、宇都宮教授からは「子供達が喜んでる」、また「宇都宮東口で飲んで帰れる」などの反応も紹介された。

会の最後では宇都宮教授から「軌道法で40キロ制限になっていて、折角の専用軌道などの能力が生かされていない」という趣旨の指摘があり、議連から国交省に、軌道法の問題について指摘してもらった感じになった。

現行法の枠内では、交通システムとしてのLRTは投資交換効果が生かされない。宇都宮では速度制限緩和と、優先信号の拡大など頑張って欲しい。吉備線LRT化でも、「路面電車だからスピードが40kmしか出せないから、総社まで1時間かかる」等と、誤った情報が流されているが、軌道法の40kmというのは大正時代に設定されたもので、自動車が普通に60km出すのに対して、路面電車もトラックブレーキなど自動車並みのブレーキ性能を備えているし、欧米では路面電車側のボタンを押せば、次々と路面電車優先の信号に変わるのは当たり前になっている。路面電車と自動車の衝突事故はほとんど、自動車側のミスによるものだし、「路面電車が危ない」のではなく、「自動車が危ない」のである。ただ路面電車LRT優先のシステム構築には。そのサービス水準と、自動車に頼らなくても移動できる都市交通システムの構築が前提である。

全国路面電車サミットとは、路面電車についての意見交換を行いながら地域の活性化を目指す、市民協働による交通まちづくり会議です。
2024年の第16回は、ライトラインが開業した宇都宮に集い、日本の路面電車の改善やLRTの新設を振り返りながら、「都市交通の改革」に向けた議論を行います

お陰様で満員御礼で終了しました。2024-0221更新  動画公開

報道など

宇都宮「路面電車サミット」で150人交流 「LRT新設、国内2市のみ」など現状報告 新着2024-0129下野新聞

「全国路面電車サミット 熱く」 新着2024-0129ひたちなか 海浜鉄道日誌

宇都宮でLRT都市サミットを開催 「サミット宣言」も採択 新着2024-0127 朝日新聞

当日冊子

宇都宮ライトレール車庫見学 40名が参加

全国路面電車サミット懇親会 107名が参加

19:00 会費5000円 ライオンズヘッド駅東口店
開会の挨拶:実行委員長 古池弘隆
来賓挨拶:国会新交通システム推進議員連盟会長 逢沢一郎
国土交通省都市局街路交通施設課課長 服部拓也
事業者挨拶:全国路面軌道連絡協議会・広島電鉄代表取締役専務 仮井康裕
来賓挨拶:宇都宮市長 佐藤栄一
歓迎挨拶・乾杯:宇都宮ライトレール代表取締役社長 高井 徹
各団体・事業者のエール交換

全国路面電車サミット本会議(1月28日 )150名が参加

ライトキューブ宇都宮大会議室(宇都宮駅東口隣接)参加費2000円

9:00   開催あいさつ        実行委員長  古池弘隆
事業者挨拶 (共催)全国路面軌道連絡協議会・広島電鉄常務取締役 平町隆典
歓迎挨拶  宇都宮ライトレール 常務 中尾正俊
来賓挨拶  国会新交通システム推進議員議連顧問      船田元
9:20 講演「宇都宮ライトラインと市民運動」 奥備一彦(雷都レールとちぎ代表)
9:50 愛好支援団体それぞれの近況報告
岡山・札幌・高知・ASITA・新金線・ひたちなか・堺の7地域・団体報告
10:20 ブレークタイム、各団体パネル展示で交流会

10:50
パネル討論「ライトラインから都市交通改革を全国へ」
~どうして出来なかった日本のLRT4:2002, 2003, 2006年開催の「どうして出来ない日本のLRT」FCCサロンをふまえて~
司会   松原光也(RACDA高岡、名古屋大学環境学研究科研究員)
開催経緯説明 本田豊 (富山大学都市デザイン学部教授)
動画  https://youtu.be/F7ZUlVNEW8o

歴史報告   服部重敬(一般財団法人 地域公共交通総合研究所研究員)
動画 https://youtu.be/KPb8h4mvJx0
基調報告1 「熊本から今いちど真面目に都市交通~車1割削減、渋滞半減、公共交通2倍を目指して~」 新着2024-0129公開
太田恒平(トラフィックブレイン代表取締役社長)
動画 https://youtu.be/Jwq-ggemWEc


基調報告2 「都市交通政策の復権を求めて~活性化再生法時代をいま振り返る~」  新着2024-0205公開
何 玏 (一般財団法人 計量計画研究所 / IBS都市地域・環境部門 研究員)
動画 https://youtu.be/3buS-j5cp6Q

太田恒平さんのfacebook総括
パネリスト  古池弘隆(宇都宮共和大学シティライフ学部特任教授)
パネル討論動画  https://youtu.be/iJXaWS7WYvI
講評     「富山・高岡の取組みをふまえて」  本田 豊

12:50 路面電車サミットサミット宣言 新着・注目2024-0128
~14:00 ランチタイムセッション

概要

日時:2024年1月27日(車庫見学・懇親会)・28日(本会議・ランチタイムセッション)
会場(本会議):ライトキューブ宇都宮(JR宇都宮駅東口)
参加費:2000円(資料、ランチタイムセッション代込み)

幹事団体:全国路面電車サミット2024宇都宮実行委員会、事務局RACDA
問い合わせ先:romendenshasummit2024@gmail.com

チラシPDF  (第四報2023年12月21日版)

同時期開催の1月26日・27日「LRT都市サミット」も終了しました

10月14日の鉄道記念日、RACDAは岡山駅前のJR西日本岡山支社の「鉄道の日フェア」に参加します。ライトレール鉄道模型の運転会を行ないます。8月26日開業の宇都宮ライトレール、広島電鉄、岡山のMOMO、高岡のドラえもん電車、阪堺線のトラム、富山ライトレール、福井のフクラムやキーボなどなど。念入りに整備。観覧車をデパートの上に取り付けて、手回し発電機で動かして遊んでもらえるようにした。こんなに早く回したら、目が回るな
岡電の東山会場では、RACDAとしてプラレールもやります。4年ぶりの登場で、プラレールはほとんど修理不能だから、大した整備はできず、ゴムタイヤの取り替えと折れた連結器の取り替え。
ラクダ手持ちの鉄道グッズも販売。MOMO登場時のデザインブックとか、神戸の路面電車のホーロー駅名看板とか。

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NPO法人再生塾では、議員対象の地域公共交通政策セミナー(ローカル鉄道編)を開催。
バスは扱い慣れているけれど、鉄道は分からないという議員さん達、
ここで登場するメンバーは、鉄道経営の表も裏も知る人々です。

議会「一般質問」のレベルが見違えるほど変わります
2023-1030議員対象セミナー・ローカル鉄道編 pdf詳細案内
地域公共交通政策セミナー(ローカル鉄道編)のご案内
~公共交通の再生に向けた地方議会議員のみなさまのための研修会
10月30日開催
●ローカル鉄道の上下分離方式●廃線か延命か再生か●三セク鉄道の赤字、縮小・廃止 ●JR線
の廃線問題 ●JR線の大幅減便 ●鉄道沿線の活力低下●総合的な交通政策や戦略が必要
●観光振興をめざしている ….. こういった課題を抱える自治体で、都市政策・交通政策・環境政
策・観光政策等にご関心のある議員のみなさまを対象とし、少人数制にて、各々が現場で直面
する実際の課題をお聞きし、触れながら、講演と意見交換を通して、さまざまな視点を提供

第21回中部地区路面電車サミット・高岡はRACDA高岡設立25周年として開催されます。


岡山駅バス時刻表