岡山市バス路面電車無料デー・検証


岡山市のバス路面電車無料デーの第二回目が終りました。その速報値と高知の同様の取り組みなどをまとめました。瓦版にもあるように、日頃公共交通を使わない人々に、大きなインパクトがあったようです。利用者数は休日2.4倍、平日1.6倍で、3-4万人が超過乗車し、町には人が溢れた。牛窓や勝山行きなど周辺の観光地にも人が溢れました。岡山市では市長は2月のバレンタインデー周辺で第3回目を計画していると表明しました。
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岡山市路面電車路線バス運賃無料DAY(11月28日 日曜日) 新着2021-1128 togetter

今回の無料デーは、2年前に熊本のバスセンターとデパート開業時にやった無料デーを参考にしたもので、電車バス無料によって町に人が溢れた効果を踏襲したものです。既に高知市でも11月から土日と年末年始無料デーを実施しており、社会実験として3都市目のものです。

直接的には、コロナでの交通崩壊を防ぐための臨時交付金を使った事業者支援ですが、買い物券などと違って、行き帰りの電車バス代をタダにする予算で、非常に経済効果が大きいことが注目されています。いわゆる「乗数効果」が高い優れた実験になっています。しかもほぼ仕掛けとしてはまだまだ、到着地イベントが仕掛けられていない状況で、効果が大きいとわかった。
渋滞対策効果や経済効果は、検証するだけの準備はできなかったと思いますが、熊本ではこうした岡山や高知の動きを見て、さらに都市周辺の観光地支援を狙って、新たな実験が計画されています。
岡山市でも小学生に公共交通の重要さを教える教室などはやっていますが、断片的な看板政策にしか為っていません。また小学生無料なども夏休みにバス協会がやつていますが、効果は薄かった。しかし今回はコロナの状況を見ながらの設定で、早めの告知も出来ない中で、こんなにも効果があったのは、我々専門家の間でも注目されています。
我々全国路面電車ネットワークメンバーのZoom会議も毎週で88回を迎えますが、この知見をいち早く国会や全国の自治体に告知し、交通崩壊の出口を探る動きになっています。
昨日も、廃線が取りざたされるJR北海道の長万部・小樽の区間でも、一度無料デーをやってはどうかと提案しました。

ヨーロッパの「トラフィックジャイアンツ」という交通シミュレーターゲーム、1990年代のwindows95のゲームでは、交通キャンペーンの中にちゃんと「無料デー」が組み込まれているのを思い出しました。公共交通を税金で支えるのが当たり前の欧州では、当然のメニューなのです。

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同 東武鉄道特設サイト

 


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